個の時代!?の道具(3)レーザー距離計

私どもの業界における必需品のひとつにコンベックス(メジャー)がありますが、一人で大きめの水路幅を測るのは困難です。交通量の多い道路幅を測ることも電柱の高さを調べることも危険です。

そこで導入したのがレーザー距離計。目標物にレーザーターゲットを照射して、この機器から目標物までの距離を計測します。70mほど先にある建物の壁までの距離を測れました。ただし条件付き、後述します。かなり精度が高いです。手ぶれによる計測誤差に極めて忠実です。

レーザー距離計 BOSCH GLM80

 

写真は水路の深さを測っているところです。水が流れていても10cm程度の水深でしたら、実用上ですが正確に測ってくれます。コンベックスでは、水路を流れる水の流速が速いと先端が流されてしまいますが、レーザー距離計では問題ありません。

これは5mぐらいの距離なので、この機器がお出ましいただくほどのことではないのですが、屋内用のこの距離計が屋外でも通用するものか試してみたところ、ちゃんと計測してくれました。ただし若干問題があります、後述します。

三脚は専用のオプションに頼らずとも、汎用品でも使えます。手ぶれの影響を受けないので、精度が向上します。

詳しい紹介はしていませんが、角度もリアルタイムに計測してくれます。ということは、目標物の高低2点を計測することにより、その高さが出ます。この機器だけで。 他にも、私は使っていませんが、面積も出せるようです。

 

なかなか優れた機器で重宝していますが、失敗したことがひとつあります。

お金をケチって、安価な屋内用を買ったため、上の写真でも分かるように(というか上の写真では分からないように)、昼間ではレーザーターゲットが目視できません。機器はちゃんと目標物までの距離を測っているのですが、自分はどこを測っているのかわからないのです。

なので、私がこの機器を現場で使うのは、曇天の日か、夕方以降です。

夜でしたら、70m先の建物に当てたターゲットも目視できます。

とても優れた道具ですが、屋外ではやはり屋外用を買うべきでした。

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